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読書感想文で印象に残った本

お題「読書感想文」

私は小学生の頃から文章を書くのが得意で、みんなが嫌がる作文や読書感想文もまったく苦にならなかった。
特に読書感想文については、本が好きなこともあって、さて何を題材に書くか・・・というあたりからすでに楽しい(笑)
まあ当時から、普段読んでいるのはミステリかホラー小説・・・という有様だったので(^_^;読書感想文用の本としては一体どういうものが適しているか・・・というのはいまいちわからなかったんだけど。
ちなみに課題図書については図書館ですぐに貸し出し中になってしまうので、実は読んだことがない。
母にねだればおそらく買ってもらえたと思うのだけど、でも一回きりの読書感想文のためにわざわざ本を買ってもらうこともないし・・・と考えたのだと思う。
なので毎回自由図書、つまり自分で選んで読んだ本を題材にして書いていたなあ。
中でも印象的だったのは、中学生の時に題材として選んだ「のこされた日記」。
かなり昔読んだ本なのでうろ覚えな部分もあるんだけど(^_^;
舞台は海外で、主人公は10代の女の子なのだけど、冒頭でこの女の子が交通事故に遭うという衝撃的な話から始まる。
現場には日記がのこされていたのだけど、そこには少女がこれまでたどってきた「家出」の軌跡が書かれていた・・・というもの。
その日記がメインのお話なのだけど、10代の家出と言うと、行くところがなくて数時間で戻ってきてしまう、というのがほとんどだよね。
ところがこの子はすごく生活力があって、たったひとりで遠くまで来てしまう。
途中、犬と一緒に旅するようになるのだけど、道中、いろんな人に会い、いろんなことを思うようになる。
で、あれほど嫌がっていた家に、最終的に戻ることを決意したのだけど、その帰路で事故に遭ってしまうという、ちょっと悲しいお話なんだよね。
実は当時、私にも家出の経験があったのだけど、やっぱり1~2時間くらいで戻ってきてしまった(汗)
なので素直に、この女の子の力強さ、勇気、知恵みたいなものに圧倒された覚えがある。
うちには現在中学校2年生の男の子がいるのだけど、当時の私と同じ年齢、つまり来年になったらこの本を読んでもらいたいなあとひそかに画策している(笑)