今日も一日あっという間

あっという間に過ぎていく一日のできごとを書いていきます

それとこれとは別だよ

埼玉県吉川市の中学校の給食であす、「卒業お祝い献立」というのが提供される予定なのだそう。
卒業お祝い献立というのは、その名の通り、卒業のお祝いにと用意された特別な給食のこと。
吉川市内には3校の中学校があるんだけど、3年生が食べる最後の給食にはお赤飯などが並ぶのだとか。
卒業シーズンだもんね~と微笑ましくなったのだけど、そこに待ったをかけたのが一部の教職員。
というのも、お祝い献立が供される3月11日は、東日本大震災の発生日。
各地では追悼式なども行われる予定で、そんな日にお祝いなんて非常識・・・という声があがっているのだそう。
ただ、市教委ではすでに献立も学校に配布していることだし、材料も発注してしまっているから、今さら変更はむずかしい・・・と言っているみたい。
吉川市では15日が卒業式なんだけど、12日と13日は土日。
卒業式前日はどこも式の用意とかで早めに帰らせられるから、最終の給食が11日と重なってしまったのだそう。
吉川市の卒業お祝い献立は毎年恒例らしいけど、今回はたまたま11日にかぶっちゃったってことなんだろうな。
私は東日本大震災被災した県に住んでいるし、実際、当時はライフラインもすべてストップし、一時県外に避難していたこともあった。
幸い家族は全員無事だったけれど、住んでいる市では亡くなった人も多く、明日は地震発生時に黙祷をする予定でいた。
そんな私でも、11日は追悼の日だから、卒業献立なんて非常識・・・なんて思わないけどな。
それとこれとは話がまったく別で、卒業がおめでたいことに変わりはないもの。
そんなこと言ったら、3月11日に誕生日だったり、結婚記念日だったりした人はどうなるの?一生お祝いするなってこと?
何より悲しいのは、これが市内の中学校の先生たちからあがった批判だということ。
自分たちの学校の生徒が卒業するってこと、先生としてうれしくないのかなあ・・・。